遊びながら学ぶ

家族の根っこになりたい☆ 子供達がしっかりとした大木のような人になれるよう、楽しく家事育児をしていきたい☆

心の健康の為にできること☆病気をされた方々の本とリハビリの本

​こんにちは☆

 

春は心が浮つきます。

そして少しぐちゃぐちゃになります。

今できることはなんだろう…ってよく考えます。

働けば良いのだろうけど、子供が長期休みになるし現実的ではない。

作業療法士の資格を活かすべきだと思うけど、働きだすと責任感が。。。

バランスよくやれたら良いのだけど、やるならしっかりやりたいので一歩が踏み出せません。

なので、今は準備期間・見直し期間だと思っています。

 

そんな中である方のブログでメンタルヘルスについて書かれていたので、私なりに今日はそこについて考え、アウトプットしてみたいと思います。

 

 

メンタルヘルスとは…心の健康です。

 

心の健康ってとても抽象的だし、目に見えないし、自分でもよくわからない。

わからないことが一番不安になり怖いので私は本を読んだり、同じ考えの方と話すようにしています。(違う考えの人と話すと疲れちゃうし、落ち込むので。。。)

若いころの恋愛にしても、子育てにしても、意外と自分の中では答えが出ているけど、自分の考えが不安な時には背中を押してもらいたくなります。

 

作業療法士として働きだした時、一番悩み考えたのは声掛けについてです。

患者さんはどのように感じているのだろうか…

患者さんの家族はどう思っているんだろうか…

私はどんな声掛けをすることが良いのだろうか…

どう考えたら、寄り添えるのだろうか…

 

これは先輩の考えが自分とリンクするわけではないし、患者さんの状況や立場でも変わるから決して正しい答えがあるわけではない。

コレってものが教科書に書いてあるわけでもありません。

 

でも、知りたいし、知らなきゃいけいない。

と、いうわけで私は病気を経験した方が書いた本を読み漁っていました。

10年くらい前に買っていた本なので少し古いかもしれません。

今はもっとあるかもしれません。

でも、心は変わらない部分もあると思うのでご紹介します。

 

今、病気をされてリハビリを頑張っている方、そのご家族様、春から作業療法士として働く予定の方、時間がある方に是非読んでほしいなと思う本たちです。

 

知ることで選択肢が増え、知ることで少しでも不安が軽減したら嬉しいです。

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①なんでもできる片まひの生活 

なんでもできる片まひの生活-くらしが変わる知恵袋
 

 

20年前に脳卒中になった女性(臼田さん)と夢のみずうみ村を作られた藤原先生(OT)の本です。

 臼田さんの病気されたときの気持ちから心を奮い立たせる過程が丁寧に書かれています。また、女性ならではの料理の工夫や洗濯物・掃除などの家事の工夫を写真付きで書かれています。

ちなみにこのお話をご本人二人が話されている動画もあるのでもし良かったあわせてみてみてください。

 

本当にわかりやすいし、読みやすい本です。

ちなみに夢のみずうみ村とは山口県にあるデイサービスです。(何年か前に浦安にも夢のみずうみ村ができましたが、現在は他の会社が運営を継承しているようですね。)

バリアフリーではなく、バリアアリーの環境を作って訓練や生活をすることの大切さを知りました。そして、皆さん生き生きしていてとても素敵なデイサービスです。

 


対談シリーズ第1回 藤原 茂【作業療法士】×臼田喜久江【片手の料理教室 師範】

 

②よみがえる変態 星野源

よみがえる変態 (文春文庫)

よみがえる変態 (文春文庫)

  • 作者:源, 星野
  • 発売日: 2019/09/03
  • メディア: 文庫
 

私はもともとaikoさんの大ファンでした。

星野源さんが有名になる前にaikoさんの熱愛報道で星野源さんを知りました。

その報道のきっかけになったのが星野源さんの入院だったと思います。

aikoさんが献身的に支えているというような内容だったと記憶しています。

星野源さん、少し前にも入院されていましたが、最初にクモ膜下出血で倒れた時のことが少し面白おかしく、少し真剣に書かれています。

 

③寡黙なる巨人 

寡黙なる巨人 (集英社文庫)

寡黙なる巨人 (集英社文庫)

 

 少しかための本ですが、とても丁寧に細かく書かれています。医学者だった筆者が67歳の時に脳梗塞を発症された後のお話です。症状は重かったようです。

リハビリ難民介護保険のこと時代とともに移り変わることへの率直な意見も書かれており様々な面で考えさせられる本です。そんな中で筆者が脳梗塞の発作で生まれ変わったのだと書いていることに強い感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

 

④人生はリハビリテーション

22歳の時に事故で足を切断した筆者の事故前後の想いや状況、理学療法士になった経緯などが書かれています。経験談や介助についての話なども多く、学校で学ぶ教科書とは違う学びが得られます。

難しい医療用語なども丁寧に説明が記載されており、何度も読み直したくなる1冊です。

 

うつ病治療の最新リハビリテーション

うつ病治療の最新リハビリテーション―作業療法の効果
 

 

うつ病の種類や事例紹介などが細かく書かれています。

高齢者だけのうつではなく、ライフイベントごとのうつや職業別のことも事例と作業療法の内容やポイントなども書かれており、プランニングの参考にもなる本です。

10年前の本なのでデータや考えなどは今はまた新しくなっているかもしれませんが、作業療法士としてはどんな領域で働いていても知っておくべき1冊だと思います。