遊びながら学ぶ

家族の根っこになりたい☆ 子供達がしっかりとした大木のような人になれるよう、楽しく家事育児をしていきたい☆

作業療法士ってどんなことをする仕事??

こんにちは☆

 

以前、作業療法士についてどんな職種なのか書きました♪

今後、親や友人・知人が必要になった時、

あるいは子供たちが将来を考えるときに資格ある職を考えていく中で…

何かしらの参考になればな。。。と、思っています。

 

kazokunonekko.hatenablog.com

 

 

 

前回はリハビリってなんだ?

という視点で書いたので、今回は少し具体的に書いてみたいと思います。

 

作業療法士って働く領域・場所がたくさんあります。

(大まかに分けると身体障害領域、老年障害領域、精神障害領域、発達障害領域

 

具体的には…

・急性期の病院(病気をして最初に入院する場所。医療センターなど。)

・回復期の病院(急性期の後、リハビリを毎日するために入院する場所。)

老人保健施設(回復期のあと、自宅に帰るまでにもう一歩頑張る場所。)

訪問看護ステーション(訪問リハビリ=お家へ伺うリハビリの派遣場所。)

デイケア(日帰りできた方に行うリハビリ。)

 ・精神科病院

職業訓練

・小児科・児童の施設(肢体不自由)

 ・市役所

・開発系の会社

・・・などなど。多分もっとあります。

メジャーなところは上記だと思われます。

(個人的にはもっと幼稚園や小学校への介入していける場面あるなと思いますし、障碍者スポーツや障碍者旅行などにも輪が広がってメジャーになったら良いなと考えています。)

 

上記の中で、私は回復期病院と訪問リハビリ、老人保健施設で働いていたので主にそこについて書いていきたいと思います。

 

【回復期のリハビリテーション

ご家族や知人の方が入院されていたら行ったことがあるかもしれません。

しかし、普通の病院と比べるとなかなか行く機会はないと思います。

 

回復期の病院では命の危険を抜けて、動き出して大丈夫な方々が転院されてきます。

なので病気や怪我の内容によって異なりますが、医師の処方のもとで最大3時間みっちリハビリをします。

1時間理学療法(PT)、1時間作業療法(OT)、1時間言語療法(ST)

と、いうわけではありません。

 

入院された方にとって必要なリハビリの種類や時間をチームで検討します。

もちろん途中で変更されていくこともあります。

 

また、病棟での生活もなるべく自分でできることは自分でやるように誘導していきます。

 

そこで作業療法ではまず評価を行います。

評価

・ナースコールはおせる?

・自分で起き上がれる?(起きた時に血圧の変動はない?)

・立ち上がれる?

・歩ける?

・トイレいける?

・服着れる?

・歯磨きできる?

・食事できる?

・お風呂入れる?

・話はできる?理解できている?

・危ない行動はある?

・転ぶリスクはある?

などなど・・・。

 

とにかく何ができて何ができないのか、点数化していきます。

(点数化するのは客観的に見て1ヶ月でどの程度自立度が上がっているのか知るため)

それをもとに医師が患者さんやご家族に説明していきます。

 

いざ訓練!

<リハビリの時間にやること>

一番大事なのは本人の目標です。目標に向けて一緒に頑張ります。

①からだのトレーニン

・腕や手の筋力トレーニン

・腕や手の麻痺を改善するトレーニン

②脳のトレーニン

・言葉の練習

・病院の生活の中で物忘れなどの機能が低下しないようにするための訓練

・時間管理やお金の管理

③生活のトレーニン

・麻痺した体どうやって着替えていくか

・麻痺した体や怪我した体でどうやってトイレへ行くか

④退院に向けて

・必要に応じてお家を訪問して必要な福祉用具の選定とそれを使った練習

(お家で生活するにあたって手すりや段差は大丈夫か。お風呂はどうやって入るか。転ばない動線か。)

・車に乗る降りるの練習(家族で通院や外出ができるように)

エスカレーターの練習

・バスや電車などの公共交通機関の利用練習

 

さらには免許センターへの紹介や職場復帰にあたり必要な情報提供などもします。

もちろん全員が同じことをするわけではなく、必要な時期に必要に応じて必要なレベルまでやります。

 

ちなみに回復期の病院は基本的にずっと入院できるわけではありません。

病院や入院した理由(疾患やけがの程度など)によって入院できる期間は異なりますが、数週間か3ヶ月、半年程度しか入院できません。

 

また、訓練は毎日毎日行われるので、一番大事なのはメンタル面でのサポートです。

突然の病気や事故、怪我で痛い思いをしていたり、つらいオモイをしている方が大半です。多くの方がなりたくてなったわけではないし、早く自宅へ帰りたいはずです。

 (ご家族に状態を説明して、どこまで何ができるのか。何ができないのか共有していくことも大事です。)

そして、本人も家族も病気や怪我を受け止めるのにも時間がかかります。その気持ちを汲んで受け止めること。少しずつ前向きに生活できるようやる気スイッチを探すこと☆

 

無理なく寄り添え支援できる距離にいることが求められる仕事です。

 

書きたいことが多すぎてとりとめのない文章になりました。。。

 でも、やはりこの仕事はとっても楽しいです。

やりがいは最高です。

しばらく仕事をしていないけど、これを書いていて仕事したいなと思ってしまいました。

 

少しでも作業療法を知ってもらえたら嬉しいです。

 

 

kazokunonekko.hatenablog.com